近年、ホームページの運営においては、多くのユーザーに自身のホームページを訪れてもらうためにCMSなどを利用してコンテンツの量を増やしていくというSEOの手法がとられることが多くなっています。
しかし、このようなホームページ運営においてもコンテンツの量よりもコンテンツの品質が重要になってきます。
つまり、ホームページを運営していく上でコンテンツの品質向上は欠かせないものとなっています。
そこで今回は、ホームページの運営で取り組むべきコンテンツの品質向上についてお話しをしていきたいと思います。
コンテンツの品質はGoogle検索で掲載順位を決める大きな要因
そもそもなぜホームページのコンテンツの品質を上げる必要があるかというと、ホームページへのアクセスを集めるSEO対策のためというのが大きな理由の一つではないかと思います。
そして、SEO対策はGoogleの検索エンジンへの最適化だと言えます。
またGoogleは、”Google のアルゴリズムでは、コンテンツの品質に基づいて掲載順位を決定している”と明言しており、ホームページの運営者向けにもコンテンツの品質向上のためのいろいろなアドバイスを提供してくれています。
そのGoogleのアドバイスの中に、コンテンツの品質を自己評価できるいくつかの質問というものがありますので、次の項目ではその内容について紹介していきます。
コンテンツの品質を自己評価する方法についてGoogleからのアドバイス
Googleは、ウェブマスター向けのコメントの中で、ホームページコンテンツの品質についての自己評価の方法として、質問に回答することで評価できる形のアドバイスを提供してくれています。
この中で紹介されている質問に対しての自身や第三者の回答をもとに、ホームページコンテンツの品質について自己評価ができるようになっています。
以下に引用して紹介しますので、ぜひご自身のホームページのコンテンツについてチェックしてみてください。
コンテンツと品質に関する質問
- コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供しているか?
- コンテンツは、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を十分に提供しているか?
- コンテンツは、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
- コンテンツが他の情報源から得られたものである場合、単なるコピーや書き換えでなく、付加価値とオリジナリティを十分に提供しているか?
- 見出しやページタイトルは、内容を説明する有用なものになっているか?
- 見出しやページタイトルは、コンテンツを誇張したり、読者に強いショックや不快感を与えたりするものでないか?
- ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
- コンテンツは、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか?
専門性に関する質問
- コンテンツは、明確な情報源、関係する専門知識の証明、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(著者ページへのリンクやサイトの概要ページなど)など、掲載されている情報が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供しているか?
- コンテンツを制作しているサイトを調査した場合、そのトピックに関する権威者としてそのサイトが信頼されている、または広く認識されているという印象を受けるか?
- コンテンツは、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか?
- コンテンツに明らかな誤情報がないか?
- お金や人生を左右するような問題について、このコンテンツを安心して信頼できるか?
コンテンツの提示方法や制作に関する質問
- コンテンツに誤字やスタイルに関する問題がないか?
- コンテンツは適切に制作されているか?急いで制作されたような印象を与えていないか?
- コンテンツが大量生産されていたり、多数のクリエイターへの外部委託によって制作されていたり、大規模なサイト ネットワークに散在しており、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していないか?
- コンテンツに、主要なコンテンツを妨害したり注意をそらしたりするほどの大量の広告が掲載されていないか?
- コンテンツは、モバイル デバイスでも適切に表示されるか?
比較に関する質問
- 検索結果の他のページと比較した場合、コンテンツは十分な価値を提供しているか?
- コンテンツは、サイトの訪問者が本当に求めるものを提供しているように思えるか?あるいは、検索エンジンで上位に表示するためだけを狙って作成されたように思えるか?
Googleウェブマスター向け公式ブログ:Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと
Google検索品質評価ガイドライン
コンテンツの品質評価に際して手助けとしてもうひとつGoogleが提供しているものにGeneral Guidelines(検索品質評価ガイドライン)があります。
このGeneral Guidelines(検索品質評価ガイドライン)は、発表された後もバージョンアップが重ねられており、随時更新されています。(現状の最新版は2021年10月(October 19, 2021)に出されたものとなっています)
Google:General Guidelines(検索品質評価ガイドライン)
このGoogleの検索品質評価ガイドラインの中にSEOの世界で有名な「YMYL」や「E-A-T」という言葉も出てきますが、これらの内容についてはまた別の機会にお話しできればと思います。
※追記:「E-A-T」に関しては以下の記事で紹介しています。
「Googleが提唱するE-A-Tとは?コンテンツの品質が評価されるためのヒント|Pallete」
興味のある方は、Google General Guidelines(検索品質評価ガイドライン)をぜひ読んでみてください。
まとめ
以上、ホームページコンテンツの品質向上に役立つGoogleからのアドバイスについて紹介してきました。
SEOに関する取り組みでは、実施した施策に対して結果が見えにくかったり、すぐに結果が出てこないことが多いため、闇雲にいろいろなことに手をつけたくなる状況に陥りやすいです。
しかし、今回紹介したGoogleのアドバイスにもあるように本質的な取り組みこそが大切だと思います。本質を見失うことなく、地道にコンテンツの品質向上に取り組むことが結果を出すことにつながっていくでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ホームページの制作・運営の参考になれば幸いです。
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